旅行をするときに、その地域の水の質を疑問に感じる人も多いのではないでしょうか。

スペインの水道水は基本的に飲んでも問題がない質ですが、スペイン国内の地域によって硬度が異なります。水1リットルに対するカルシウムとマグネシウムの値が120以下だと軟水、それ以上だと硬水という扱いになります。

ヨーロッパは硬水というイメージを持っている人が多いかもしれませんが、実はスペインの首都であるマドリードは、硬度が50以下の軟水。そのほか、アヴィラ、セゴビア、ルゴ、ブルゴス、ラ・コルーニャ、レオン、サラマンカ、サン・レバスチャン、サンタンデールも軟水です。

硬度が50から100の中軟水の都市には、カディス、コルドバ、グラナダ、セビリア、ビルバオ、カナリア諸島などがあります。

硬度が100以上の都市は、バルセロナ、アルバセテ、カセレス、クエンカ、ウエル場、タラゴナ、バレンシア、サラゴサなど。

そして硬度が200以上の超硬水の都市は、アリカンテ、アルメリア、カステジョン、マラガ、マヨルカ島、トレドなどです。

日本の水は軟水ですので、硬水に慣れていない日本人がスペインの硬度の高い水を飲むと、人によっては水道水の味が合わないと感じたり、お腹を壊すなど体質に合わない人もいるでしょう。また、硬水だと米を炊いたり日本食を作る際になんだかおいしくないと感じたり、シャンプーやせっけんの泡立ちが悪いと感じることもあるかもしれません。特に硬水でシャワーを浴びると、肌や髪の毛の乾燥を感じることが多いため、シャワー後にはボディクリームを使用したり、長期滞在する場合には少しお値段の高いシャンプー・コンディショナーを使うことをお勧めします。


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