メキシコシティのソカロに面した場所にある国立宮殿は、アステカ帝国を征服したスペインのエルナン・コルテスが自身の宮殿として建設したものです。
内部は見学することができるようになっており、メキシコシティの観光名所の1つにもなっています。
内部は様々な見どころがありますが、まずは立派な調度品の数々です。
特に統治時代から残っているものがあり、歴史を感じることができます。

もう1つが、階段に大きく描かれている壁画です。
特に宮殿の正面階段周辺を覆い尽くす壁画が圧巻でタイトルは「メキシコの歴史」です。
現代メキシコ芸術の巨匠ディエゴ・リベラの最高傑作と称されている作品で、これ以外にもいたるところに壁画が描かれています。
宮殿というと調度品や部屋などに興味が行きがちですが、この宮殿では、ぜひ芸術作品に触れてほしい場所でもあります。
現在は、新型コロナウイルスの影響で入館制限があるので、事前に確認するのがおすすめです。


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