この夏、ロンドンの中心にあるグリーンパークに100頭の実物大の象の彫像が展示されています。この彫像は、150頭の野生の象と25万人の人間が共存しているインド南部のニルギリ丘陵の部族によってひとつひとつ丁寧に手作りされたものです。

使われているのは「ランタナカメラ」という、アジアでは有害な雑草として有名な外来植物です。この植物を切り倒すことで、放牧されている動物や生物多様性を保護すると同時に、野生動物のための資金を調達しています。

この印象的な彫像は、自然保護のメッセージを広めるために世界各地を巡回しており、人口が増えすぎている地球、人間の侵入が生態系に与える影響、そして人間が野生動物と共存するための方法というメッセージを伝えています。

このプロジェクトは ”CoExistence(共存) ”と呼ばれ、誰でも寄付をすることで参加できます。象の彫像はそれぞれ90万円程度から購入ができ、この展示の後はチャリティとして販売されるそうです。




Copyright(C) wowneta.jp