皆さんは映画リメンバーミーに出てくるカラフルな動物がメキシコに実際に存在する文化だったと言うことを知っていたでしょうか?

あのカラフルな動物たちはアレブリへというメキシコの有名な伝統工芸です。

伝統といってもその歴史は意外にも浅く、1975年にそのドキュメンタリーが取り上げられてから有名になっていったそうです。






始まりはメキシコシティー出身のPedro Linares López(ペドロ リナレス ロペス)さんが重傷の病気になって見るようになった不思議な夢がきっかけとなりました。

病気が良くなったペドロさんは、自分の夢で見た不思議なカラフルな動物たちをアートで再現しはじめました。

アレブリへはメキシコ木の一種であるコパルという木からできています。

全て手作業で行われ、まず彫刻で形を作りその後に色を塗っていきます。

色やデザインにはそれぞれ象徴する意味があります。

緑は自然と共感に関連付けられており、ピンクは愛を象徴する色、オレンジは否定的な感情を解放するために使用され、黄色は喜びと贅沢を表現しています。

また、一つの作品に人、自然、ビル、海などを象徴するデザインを組み込ませて、人は自然と一緒に暮らしていくというような意味を表現しているものもあるそうです。

色やデザインはそれぞれのアーティストが心を込めて決めているそうです。






アレブリへを見かけた際には意味を考えてみても面白いかもしれません。

以上、メキシコの伝統アートでした。


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