イギリスの首都ロンドンを東西に横断するように流れている事で有名なテムズ川ですが、その源流は一体どこなのか、ご存知でしょうか。
実はどこを「源流」と呼ぶかは諸説あり、テムズ川は地下水が湧き出て川となっているので1年を通して地下水の水位の変化に伴い実際の「源流」の発生地は時期により異なるようです。しかし、正式に「源流」と呼ばれ、2012年のロンドンオリンピック開会式の冒頭映像でも使われている場所があるので、実際に行ってみる事にしました。





ロンドンから西に160キロほど離れたコッツウォルズ中のケンブルという村のはずれ、車では入れない草原の小道を10分程歩いた先に、テムズ川の源流がありました。ぽつんと石碑があり、「ここを正式にテムズ川の源流と定める」と書かれています。冬には地下水の水位が上がり、あたり一面が泉になっているそうです。今回は夏に訪れたので、岩場が広がるだけになっていました。

この、季節によっては干上がってしまうような小さな泉がだんだんと水量を増し、ロンドンの市街地を流れるあの大きなテムズ川になるのかと思うと驚きですね。


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