メキシコの地下鉄といえば、かつては暗い、怖い、激混みと現地に住んでいる日本人さえ敬遠するような乗り物でした。
実際に、一部の日系企業では地下鉄の利用を禁止しているようなところもありました。
しかし、そんなメキシコの地下鉄が近年変わりつつあります。

駅の構内は明るくなり、落書きだらけだった壁はきれいにされ、配色も茶色がベースだったものが白ベースに変わっています。
また、駅構内にも工夫が施され、ルチャリブレの会場が近い駅では、壁一面にルチャリブレの選手イラストが描かれていたり、美術作品が飾られていたりするところもあります。

駅中に明るい雰囲気のお店を配置することで、駅の雰囲気そのものが変わっています。
防犯カメラも数多く設置され、実際に犯罪件数も大幅に減少しています。

ただ、それでもスリなどの窃盗犯罪が多く報告されているので、利用する際には注意しましょう。
大きなカバンを持っているようなときにはタクシーのほうが安全です。

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