北米ならではのショッピング文化として最も典型的なものの1つが「ブラックフライデー」。これはアメリカから始まった習慣で、アメリカの「サンクスギビングデー」に当たる11月の第4木曜日の翌日からクリスマスセールが大々的に始まり、どこのお店もそのセールによって売り上げが「黒字」に転じることから付いた名前だそうです。

多くの人がこのブラックフライデーセールで家族や恋人へのクリスマスプレゼントを買うため、この日を境に街も一気にクリスマスモードになります。

トロントではほとんどのショッピングモールやアパレル店が開店時間を早めて朝7時頃にオープンするので、その日は朝早くからセールを待つ人たちでお店の前には長い行列ができます。それはまさに日本のお正月セールのような状態…

ニュースなどでも毎年の名物として大きく取り上げられます。カナダやアメリカでは日本のような「お正月セール」がないので、その分クリスマス前後のセールが1年で最も忙しい時期になるのです。






しかし、カナダにいてあれ?と思うのがサンクスギビングデーの日にちです。
そもそもアメリカとカナダではサンクスギビングデーの日にちが異なっており、カナダは1か月ほど早い10月の第2月曜日がサンクスギビングデーとされています。

しかしその翌日の火曜日には何もセールなどはなく、1ヶ月経ってアメリカのサンクスギビングデーに合わせてカナダでもブラックフライデーセールが行われるのです。

ちなみにブラックフライデーが終わった後の月曜日は「サイバーマンデー」とも呼ばれ、オンラインショップ上での大規模なセールが行われます。私もこのサイバーマンデーを狙ってエアカナダで航空券を買おうとしたのですが、旅行の日付に迷っていたら日付が変わってしまい、買えずに終わりました…。

特に大手航空会社など普段あまりセールを行わない所もこの日限りの大きな値下げを行っていることが多いので飛行機での旅行を考えている人はこの日が狙い目かもしれませんね!

Copyright(C) wowneta.jp