ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ地方の街ディジョン。
国鉄ディジョン駅はフランスで最初にTGV(フランスの新幹線)が走ったパリ-リヨン間の中継地点にあたります。
この街のメインストリートとは反対側の、小さな出口を出て徒歩20分程のところにあるのがキール湖です。

 キール湖は1964年に完成、その翌年に当時のディジョン市長で湖の造成を提唱したキール氏の名前が付けられました。
以来、週末は散歩を楽しむ家族連れやビーチバレー、ジョギング等で汗を流す人々で1年中賑わいを見せています。




 本格的なバカンスの到来を告げる7月14日の革命記念日にはBGM付きの花火大会の会場ともなっているこのキール湖では、2005年から「ディジョン・プラージュ」を開始しました。
海のないこの地方でビーチにいるような気分を味わおうという趣向です。
この砂浜の設置には約200トンの砂が準備されました。
そしてボート遊びや野鳥たちのスペースと住み分けをしながら、ライフガードが見守る中穏やかなバカンスの風景が繰り広げられます。

 ディジョン・プラージュは、20時を過ぎても明るい夏を満喫しながら思い思いのスタイルで水遊びを楽しみ、子供たちが有り余るエネルギーを発散するのに十二分な規模です。
 遊んだ後はがんばって砂を落として帰りましょう。

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