パリジャンと観光客の憩いの場所の1つであるヴォージュ広場を眺める一角に、あの「レ・ミゼラブル」を生み出した文豪、ヴィクトル・ユーゴーの記念館が建っています。
こじんまりとした入口を入ると、その奥行の深さが嬉しいサプライズ。
本人が使用していた机や凝った装飾の木のベンチ、肖像画や政治情勢の風刺画等が、良い保存状態で展示されています。
そしてその多くの家具や装飾品の様子から、彼がこの邸宅に住んでいた当時既に偉大な成功者であったことが伺えます。




 小説家として、また政治家として多忙な日々を送っていたであろうユーゴーの生涯の一端を見学したら、中庭に面した静かで上品なカフェに腰を下ろし、その余韻に浸ってみましょう。  
 小説、舞台、アニメとこんなにも長期に渡り多くの人々に感動を与えた作品を生み出したヴィクトル・ユーゴー。
部屋の1つに中国のイメージをテーマにした部屋があり、彼のこだわりが感じられます。
複数の素晴らしいデザインの皿や壺が壁を埋め尽くしているのですが、秩序が保たれゴージャスな雰囲気が漂っているのです。
この部屋を忠実に描いた小さな絵画も飾ってありますから是非とも探してみてください。




 ユーゴーの聖地巡礼を続けたければ、5区に建つパンテオン(複数の偉人の霊廟があります)に行き彼を見送ると、ちょっと完結できた気分が得られるのではないでしょうか。


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