クリスマスの時期が近づいて来ると、スーパーやデパートの食品売り場には「クリスマス限定のお菓子」が並びます。
スペインのクリスマスの定番のお菓子は、「トゥロン」「ポルボロン」「マンテカド」などで、いずれも伝統的なお菓子です。

トゥロンは専門店もあり、現在はスーパーマーケット等でも一年中買う事が出来るので、スペインらしいお土産としても喜ばれます。
ただし、見かけよりも重量があります。

ポルボロンはアンダルシア地方発祥で、小麦粉、砂糖、ラードが主原料で、ぽろぽろとした食感が特徴で、上に「粉砂糖」がかかっています。
そのままでは崩れやすくて食べにくいので、包の外からぎゅっと押し固めると食べやすくなります。

マンテカドもアンダルシア地方発祥のお菓子で、主な材料は小麦粉、ラード、砂糖、シナモンなどです。
アーモンドの粉を使った物が伝統的なのですが、ヘーゼルナッツ、チョコレート味など、新しい味もあります。
主原料はポルボロンと同じなのですが、マンテカドは粉砂糖ではなく、上面に「ごま」がかかっている事が多いです。

トゥロンは箱入りの通常サイズの他に、お土産に便利な小さいサイズもあります。
味も、伝統的な物から、色々なナッツが入った物やクレマカタラーナ味等バリエーションも豊富です。
ポルボロンもマンテカドもクリスマスシーズン以外では箱に入って売られているので購入できますが、クリスマスシーズンになると、量り売りするスーパーマーケット等もあります。
珍しいお菓子をお土産に買いたいけれど、「名物に旨い物なし」の言葉もあり、味が心配な方、また、少しだけ買いたい方は量り売りでの購入をお勧めします。



Copyright(C) wowneta.jp