イギリスでは、2016年4月6日より、すべての犬にマイクロチップの埋め込みと、 データベースへの登録が義務化されています。
具体的には、生後8週までにマイクロチップの装着と登録が義務化されており、違反した場合には、21日間の猶予が与えられます。
その猶予期間のあいだにマイクロチップの装着および登録を行わなかった場合には、最高で500ポンド(約70,000円)の罰金が課せられることになっています。

そもそもマイクロチップとは、動物の個体識別のための電子媒体のことで、各チップに番号が割り当てられており、住所や飼い主の名前、犬の健康履歴などまでしっかりと登録されています。
マイクロチップは、迷い犬の数の減少や、危険な犬への対策、さらに悪徳ブリーダーや動物窃盗による闇取引の削減などを主な目的として義務化されています。
日本ではまだまだマイクロチップを埋め込んでいる犬が少なく、迷い犬となり保健所で処分されてしまう犬の数もかなり多いのが事実です。
そのため、日本でも動物愛護の先進国であるイギリスに倣って、マイクロチップの義務化を求める声も高まっています。


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