スペイン料理は日本でもとても人気ですよね。たくさんのスペイン・レストランやバルがあり、パエリヤやスパニッシュオムレツなど、定番のスペイン料理を提供しています。しかし、日本ではあまり知られていないスペインの家庭料理がたくさんあります。その中で今回は、ジャガイモを使った家庭料理をご紹介します。




まずは、「パタタス・ブラバス(Ptatas Bravas)」。これはひと口大のジャガイモをオリーブオイルで揚げて、そこにブラバスソースをからめていただく、定番のタパスです。「パタタス」とはスペイン語でじゃがいもを意味します。ブラバスソースは、少しピリ辛のオレンジ色のソースです。この色と辛さの正体は、パプリカ粉。パプリカ粉は辛いものと辛くないものを両方使用するため、その割合によって辛さはさまざまです。このソースは既成のものもスーパーで売られています。




もうひとつ、スペインの家庭でよく登場するのが「ウエボス・ロトス(Huevos Rotos)」。訳すると「くずれた卵」。作り方は簡単。まずはオリーブオイルでフライドポテトを作ります。それをハモンと呼ばれるスペインの生ハムと、半熟の目玉焼きを混ぜて食べます。非常に簡単にできるのでスペインの夕食によく出てきます。

スペインのバルでもメニューに載っていることがあるので、ぜひ一度お試しください。ふたつとも素朴で飽きのこない、比較的誰からも好かれる料理です。


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