実はロンドンにはたくさんの桜の木があります。有名な桜並木通りがあるのは天文台があるグリニッジですが、ロンドン市内の小さな公園にも植えられています。

そして、4月〜5月にかけて、桜が満開になり、花びらがハラハラ散る姿は、なんとも優美で、ロンドンの風景の中にもしっくり溶け込んでいます。会社や大学の昼休み時間はほとんどの人が外に出て、サクラが咲く公園でしばしのんびりします。仲間と集まって、サクラの木の下で昼ヨガをやっていることも。

日本の花見というと、会社の飲み会の一環で、部下がレジャーシートをしいて桜の木の下を陣取り、酒盛りといったイメージですよね。






ロンドンでは、そのような飲み会はないのですが、仲良い人と会社帰りに公園のベンチや草むらに座って、近くのスーパーで買ってきたビールやワインを飲むことがあります。

しかし、ロンドン市内は夕方になると非常に寒いので、日本人にとって外飲みは非常に過酷です。ロンドンの夏で一番暖かいシーズンでも、夜になると15度前後まで下がることは珍しくないため、凍えながらひたすら耐えしのぶ感じです。

ヨーロッパ人はとにかく寒さに強く、私が凍えている横で、薄い長袖一枚で平気な顔をしています。

特に、冬でも雪がほとんど降らない暖冬のロンドンでは、冬場でもTシャツで出歩く人をしばしばみかけます。一方、その横で、ダウンを着込んだ旅行客が歩いてるので、写真を撮ると一体季節がいつなのか不明な写真になってしまいます。


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