10月に入るとメキシコ国内は一番華やかになる時期に入ります。
メキシコ人にとって大切な日である死者の日が近づいてきたからです。(2021年は11月2日)
街のあちらこちらで骸骨をモチーフにした飾りやアクセサリーが販売され、マリーゴールドが軒先に並ぶようになってきました。
そこで少し死者の日について紹介します。

死者の日は、亡くなったものの魂が戻ってくる日とされ、日本の「お盆」と似ています。
日付は、11月1日に子どもの魂、2日に大人の魂が返ってくるとされており、場所によっては前日の10月31日からイベントが始まるところもあります。
死者の日に用意する「三種の神器」のようなものがあり、お花(マリーゴールドが主)、オフレンダと呼ばれる紙飾り、ドクロの置物です。
これらを祭壇のようにして飾りつけします。
日本の文化と似ていると思うのは、死者の道を示すためのろうそく、祭壇を清めるための塩、戻ってきた魂との再会を祝うためのお酒を当日は準備することが多いです。
場所は違えど、日本とメキシコの死者に対する気持ちが似ているのを感じる期間でもあります。


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