フランス国旗といえば赤白青のトリコロールカラーですよね。青は平穏や憂愁を、赤は危険や怒り、血などを表す一方で、情熱や愛情の意味を持っています。そして白は純潔、平和、神聖さなどを表しているのだそう。

そんなフランス国旗ですが、実は2020年にマイナーチェンジしているんです。変わったのは青色の部分。少しだけ暗い青に変化しています。

知らない人が見ればわからないような変化ですが、大統領官邸や国民議会など行政施設に掲揚されている国旗は新しいものに変更されています。



国旗の変更を決定したのはマクロン大統領。新しい青は、海軍で使用している青と同じ色なのだそう。

この色にしたのはいくつか理由がありますが、まずひとつは審美的理由で、新しい青のほうがエレガントだという理由から。そして、新しい青はフランス革命期に制定された色であり、フランス革命を想起させるためという目的があるそうです。

2020年7月に国旗の変更が行われましたが、政府からは公式発表などはなにもありませんでした。ひっそりと国旗が変更され、1年ほど経ってからこの変更がメディアで取り上げられました。そういうわけで、フランス国旗は国民が知らないうちにマイナーチェンジを遂げました。

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