フランスの食卓に欠かせない「バゲット」。日本ではフランスパンなどとも呼ばれており、フランスと聞いてバゲットを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

そんなバゲットが、ついにユネスコ無形文化遺産に登録されました。フランスでは毎年約60億本のバゲットが作られ、毎日1200万人以上の人がパン屋に足を運んでいるのだそう。

なかには朝と夕方の2回パンを買いに行く人も。もちろん焼きたてのパンを食べたほうがおいしいですからね。

このことからも、バゲットやパン文化はフランス人の生活の一部であることが伺えます。そんなバゲットが世界遺産に登録されるのは、フランスにとってとても誇らしいことです。



しかし、近年は工業化が進み、パン職人の数がだんだんと減ってきているという問題もあります。1970年には55,000人のパン職人がいたのに対し、現在は35,000人にまで減っているのだそう。

また、50年ほど前からは、パン屋自体の数も減少傾向が続いています。今回の世界遺産登録が、パン業界を盛り上げるひとつのきっかけになればうれしいですね。

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