フランスの切手は読み取り情報が違うのでしょうか、国内用と外国用に分けられています。
そしてフランス国内用のものは記念切手の種類が豊富でデザインも華やかだったり工夫が凝らさてているものが目につきます。
ですが、外国に「書簡」のカテゴリーの範囲内でちょっと分厚い封筒を送りたい時、そして自動販売機で買う、料金が記された程度の無機質な白黒のシールよりも、フランスの空気が伝わる絵付きの切手を貼りたい時は、宛名は真ん中から下に書き、切手を貼るスペースを十分にとっておきましょう。
何故かと言うと…
20g以内の書簡をフランス国外に送る場合の国際用切手の料金は2023年3月現在で1.8€。ハガキでもこの料金です。
そして20gを越え100gまでが3.70€、100gから250gの書簡では8.75€にもなります。(料金を印刷するタイプはこれより少しだけ安くなります。)
さて2023年某日のとある町の中央郵便局での様子。
100gから250gの手紙を送る為にデザインがある切手を買おうとすると、「1.8€の切手を5枚ご購入ください」との返答。
どうやら国際書簡用切手の額面は1.8€一択のようなのです。
デザインはこの日2種類あるとのこと。
かくして宛名の上部を5枚の切手が身を寄せあって並ぶことになりました。
この某日、中央郵便局に切手販売等管理しているらしいレジの役割を果たす(たった)1台のパソコンに接続の問題が発生、切手等を現金購入したい人々は30分程そのパソコンの復活を待った後、結局別の処理ブースの列に新たに並ぶよう案内されることになりました。
滅多にないパソコンのアクシデントでしょうが、5枚のデザイン付き切手を現金で購入するのにかかった時間、1時間余り。
いろいろと余裕を持って行動することの必要性をこの国は定期的に思い出させてくれます。
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