古代遺跡が数多く残るロマンの都ローマを訪れたことがある方は、チヴィタヴェッキア港から北約18kmにある世界遺産の街タルクイーニア(Tarquinia)に足を伸ばして見てはいかがでしょうか?

クルーズ船は首都ローマから西北西約60kmにあるチヴィタヴェッキア港に止まるため、ローマ観光をする人は港の近くにあるチヴィタヴェッキア駅から列車(約1時間)で都心部へ向かいます。






ローマは卒業旅行などで何回も訪れているため、今回は世界遺産のある街タルクイーニアを訪れることにしました。チヴィタヴェッキア駅からタルクイーニア駅まで列車で向かい、そこからバスで丘の上にある博物館前まで向かいます(全行程で乗り換え時間含め1時間半ほど)。






この地はローマ人に支配されるまでイタリア半島にいた先住民族エルトリア人によって繁栄した街で、エルトリア人が残した墓地遺跡(ネクロポリスNecropoli)が「チェルヴェーテリとタルクイーニアのエトルリア墓地遺跡群」として世界遺産に登録されています。

エルトリア人は死後の世界を尊く扱っており、墓地内部の美しい壁画や石棺などが有名です。チェルヴェーテリにある墓地遺跡は地上に建設されていますが、タルクイーニアの墓地は対照的で、盗掘被害などに合わないよう地下に建設されています。






博物館では、石棺や墓地内部のレプリカを鑑賞できます。

実際の壁画を見たい人は博物館から徒歩15分ほどにある(博物館のスタッフが教えてくれます)ネクロポリス(Necropoli di Tarquinia)もオススメです。草原の地下に眠っていた墓が発掘され、修復された壁画を近くで鑑賞できます。







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