サラダにするとおいしいトマト
サラダにするとおいしいトマト

4月の終わりには真夏のような暑さが到来したというのに、5月に入って気温が下がり降雨量も多いイタリア。
早生のスイカやブドウがスーパーでは売られはじめましたが、寒くて夏の果物や野菜には食指が動きません。




しかし、トマトとなると話は別。
確かに、カプレーゼのようにモッツァレッラとトマトのような夏向きの料理を食べるには気温が低すぎるのですが、4月の暑さがあったためかトマトにも充分甘さが乗っています。
とくにミニトマトは、子供たちもフルーツ感覚で口に入れて食べるほどの甘さ。




ここ数年、さらにトマトの種類が増えて、青空市で農家の人に直接調理法や特徴を聞かなくては理解できないほど、トマトの選択が難しくなりました。


ダッテリーニ
ダッテリーニ


甘さに関していえば、ハズレがないのが「ダッテリーニ」と呼ばれる細長いトマト。
日本でもよく知られるようになった、「サン・マルツァーノ」の小型版といったところでしょうか。
甘いだけではなく、歯ごたえが良いため、オリーブオイルや塩など必要がないほどそのままぽんぽん口に入れて食べてしまいます。




一年中、イタリアの台所には欠かせないトマトソースも、これまた種類が多く購入のさいにはかなり悩みます。
私のお薦めは、カルフールというフランス系スーパーチェーンで販売されている「ビオ」のトマト缶。




ホール状のものは、トマトのうま味が凝縮されていてオイル、塩、ニンニクを入れて煮込めばそれだけで大変おいしいトマトソースになります。
これからの季節、バジリコも入れたシンプルなパスタがおいしくなります。



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