ニューヨーク(New York)のアッパー・マンハッタン(Upper Manhattan)の友人が住んでいたハーレム(Harlem)のアパートに滞在中に、そのエリアでいろんなことがありました。

まずは、ハーレムは昔からアフリカ系アメリカ人の文化が根付いていて、普通に地下鉄に向かう道や観光してきてアパートに戻る時などに、道端で音楽を奏でるストリートミュージシャンにも何人か遭遇しました。
特に、テナーサックスでジャスミュージックを奏でる結構年配の方は印象的でした。

ニューヨークの街を歩いていると、物乞いをされている方が結構いらっしゃるのですが、ハーレムでも遭遇しました。
私たち観光客にというよりは、ニューヨークに住む友人に「お金を恵んでほしい」と話しかけに来ました。

「ごめんね。自分の生活で精いっぱいでお金はあげられないんだ。今度何か食べるものを恵んであげられるようにするね。」と答えた友人に対して、その年配の物乞いをする女性は「ふざけんな、このゲイが!最低なファゴットが!」と態度が一変して攻撃的になりました。
もう、私はビックリしてその場からすぐに去ろうとしました。
そんな中友人は冷静で「そんな態度をとるなら何もしてあげられないよ。そんな言動は受け入れられない。」と言い、それに対してまだ罵ってくる物乞いを無視して歩き続けました。

ファゴットなんて言葉は聞いたことがありませんでしたが、友人は「すごく侮辱的な言葉だよ。ああいう物乞いには気を付けてね。」と言っていました。
あんな言い方をされてまで、冷静に対応した友人を尊敬しました。
ニューヨークでは、こういうことは日常的に発生しているのでしょうかね。

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