毎年5月になるとコルドバの町はパティオ祭りで賑わいます。

パティオとは中庭のことで、アンダルシア地方の特徴的な建築スタイルには欠かせないものです。通常は床も壁もタイル張りになっており、絵の描かれたきれいなタイルが飾られることもあります。人々はそこにテーブルや椅子を出して食事をしたり、コーヒーを飲みながらのんびりしたり、リクライングシートでお昼寝したり、夏には子ども用のプールを出したりと楽しみ方はさまざまです。また、集合住宅に囲まれたパティオもあり、そこは住民たちの憩いの場になります。




コルドバのパティオ祭りでは、住民が自宅のパティオを、草花、植木鉢、陶器のタイル、陶器の絵皿、噴水などで綺麗に装飾して一般公開しています。パティオ祭りに訪れた人たちは、観光案内所で配布されている地図を見ながら公開されているパティオを見て回ることができます。基本的には無料ですが、チップを置く場所があるので、見学者たちは気持ちとしてチップを置いていくそうです。

このパティオ祭りはコンテストでもあるため、住人たちは気合を入れてそれぞれのスタイルでパティオを飾ります。個人の一戸建ての家だけでなく、集合住宅の中央に設けられた中庭も、プロの庭師が数人でこの祭りとコンテストのために腕を振るうのだそうです。




人気のパティオは見学のための列ができていることもあるほど。アンダルシア地方らしく、シエスタの時間(14:00頃から17:00頃まで)は閉まるので、その間に観光客もランチを食べたり町の観光をしたりします。

パティオ祭り開催中、町は咲きほこる花ときれいなデコレーションでカラフルになるだけでなく、その華やかな香りでも満たされます。



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