日本では、だいたい夕方の5時くらいになると外で遊んでいた子どもたちが家に帰る時間ですよね。

ここスペインのアンダルシア地方では、春から秋の間は午後6時くらいから子どもたちが外で遊び始めるのです。特に夏の間は夜9時ごろになっても、外で元気に遊ぶ子供たちの声が聞こえてきます。

これにはいくつかの理由があるようです。まずは3月末から10月にかけてのサマータイム。冬期よりも時計を1時間進めます。そのため、夏の夜は9時を過ぎてもまだ明るく、9時半頃からやっと日が落ち始めます。

また、アンダルシア地方の夏は非常に暑い。最高気温が40度を超えることも珍しくなく、日差しが非常に強いのです。そのため、お昼12時ごろから午後5時ごろまでは、屋外で過ごすのは大人でも危険なほど。日差しが弱まってくる夕方の6時や7時になると親は子ども達を連れて公園などに遊びに行きます。そして子どもたちを遊ばせている間に親同士は集まっておしゃべりをして交流を楽しんでいます。

日本ではその時間は夕食の時間ですよね。スペインの夕食の時間が遅いのは、そういったこととも関連しているのかもしれませんね。


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