ベネチイアは水の都と別名があるように、フィレンチェは「芸術の都」と呼ばれています。
15~16世紀にはルネサンスの文化が開花し、今では「屋根のない美術館」と言われています。
イタリアへ旅行に行く人は、ローマやヴェネツィア、フィレンツェなど多くの都市を周遊する人が多いです。
1つの都市に何日も滞在出来ない人の為に1日でも満喫できるフィレンツェの観光地を紹介します。

芸術の都と言う名のとおり美術館の多いフィレンツェでは、1カ所の観光地の滞在時間が重要になってきます。
じっくりと長く滞在したい場所と、そうでないところをあらかじめ絞っておくのがおすすめです。

8時15分 「サン・マルコ美術館」
フィレンチェの旧市街の北端にある「サン・マルコ美術館」からスタートさせましょう。
フィレンチェの美術館は開園時間が早いので、少し早起きをして時間を有効的に使いましょう。
少しでギリギリまで寝たい人は、第一カ所目の観光場所の近くに泊まりましょう。
 ここの修道院ではギルランダイオの「最後の晩餐」やフラ・アンジェイコの「受胎告知」を見ることが出来ます。

9時30分 「アカデミア美術館」
こちらの美術館は最初に訪れたサン・マルコ美術館のすぐ近くにあります。
見どころは、みんなご存知のミケランジェロの「ダビデ像」です。
イタリアでは大人気の美術館ですので、前もって予約をしてから行くのがいいです。

11時 「メディチ家ゆかりの場所」
アカデミア美術館を出で、少し歩くと、「メディチ家リッカルデイ宮殿」があります。
その近くには「サン・ロレンツォ教会」、「メディチ家礼拝堂」があります。
他にも近くには「中央市場」があり、お土産や新鮮な食材など買うことが出来ます。
午前中に見て回る2カ所の所要時間を考えて、ここの滞在時間を調整しましょう。

12時30分 「大聖堂ドゥオモ」
なんと140年もの歳月をかけて完成した巨大な聖堂はフィレンツェの顔とも言えます。
84mもの高さがあり、「大聖堂ドゥオモのクーポラ」や「ジョットの鐘楼」の上部に登ることができ、上からフィレンツェの美しい街並みを眺めることができます。

14時 「シニョーリア広場」
途中でランチを済ませて、シニョーリア広場へ。
周りには中世時代の建物に囲まれ、まるで過去の時代にタイムスリップしたかのようです。
ダビデ像のレプリカもあります。

15時 「ウフィツイ美術館」
シニョーリアは広場の近くには「ウフィツイ美術館」があるので、そのまま行きましょう。
なんと2,500点もの展示物が飾られています。
世界屈指の美術館ですので、ここでも予約は忘れずにしましょう。

16時30分 「ピッテイ宮殿」
1549年頃からメディチ家の別宅となり、増改築を繰り返しながら現在の宮殿に変わりました。
メディチ家のものだった銀器や陶器を見ることが出来ます。
広くて見どころが多くどこを見るべきか迷ってしまいます。

18時 早めのディナー
イタリアと言えばやっぱりワインです。
ワインを飲みながら1日の疲れをふきとばしましょう。

美術館が多く、1日で観光地を回るとなると時間配分に気をつけなければいけませんが、しっかりと計画を立てて、1つでも多くの観光地を巡りたいものですね。


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