中国での家は楼房(ロウファン)と平房(ピンファン)といわれるタイプに別れます。都市部に多いのが楼房(ロウファン)といわれるマンションタイプの住まいで、郊外になると平房(ピンファン)という戸建ての住まいがメインになります。

平房(ピンファン)の場合特徴的なのがボットン便所、そして釜戸が備え付けになっているという点でしょう。とくに山東省では釜戸とリビングが内部でつながっており、これが炕(カン)といわれる床下の暖房装置になっています。

料理をすると部屋が温かくなる仕組みになっており、無駄がない仕組みになっているわけです。ちなみに夏場には逆に釜戸を使うと暑くなってしまうので、ガスで調理などを行なうのが一般的です。

山東省では主食が馒头(マントウ)といわれる中国の蒸しパンになるのですが、農村部では基本的に自分の家で作って食べています。

また各家にはニワトリやアヒルなどの家畜を飼っており、都市部とはまったく違う雰囲気になっているのが印象的です。

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