ローマは、掘り起こせば遺跡が見つかるのがもはや日常茶飯事。
3本目の地下鉄C線の開通が大幅に遅れたのも、遺跡や遺物がゴロゴロ発見されたのが原因でした。

観光地として有名なトレヴィの泉の地下にも、古代の遺跡が残っています。
ほんの一部ですが当時の町がそのまま保管されて、入場料を払えば見学が可能です。




2000年前は多くの人が行き来したであろうその遺構、現在は地下にあるため、とてもミステリアスな空気が漂っています。
トレヴィの泉から噴き出る水は、実は古代ローマの水道をルネサンス時代に修理したもので、現在も50キロ離れたアニエーネ川から清らかな水が運ばれているのです。
地下街にはこの水が溜まっていて、これまた神秘的な風景になっています。




見学コースには、その場所から発見されたワイン貯蔵のためのアンフォラなども並べられて、気分は一気に2000年前にタイムスリップ。
入場料は少々高額(12€)なのですが、地上の喧騒から離れて古代を体感したい方にはおすすめの観光スポットです。

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