毎年秋に行われる国際現代アート見本市が、今年もパリで開催されました。今年はFIAC(Foire internationale d'art contemporain)から「Paris+ par Art Basel」という名前に変えて開催されました。

メイン会場はグラン・パレ エフェメールですが、パリ市内の何箇所かで屋外展示も行われます。今回は屋外展示場のひとつであるチュイルリー公園に展示された作品をご紹介します。



こちらはステンドグラスを利用したオベリスク。ステンドグラスというと、教会のガラス窓によく利用されますが、同じ素材でも色使いやデザインによって全く違うものが出来上がりますね。



こちらは鉄パイプと植物に絡まるようにして倒れている人の彫刻。タイトルは「Soulèvement-Effondrement」(蜂起-崩壊)という正反対の言葉を並べたものになっているので、彫刻の人物が起き上がろうとしているのか倒れていく途中なのかは、受け手に判断を任せるということでしょうか。



こちらは有名な絵画「カナの婚礼」を再解釈した作品となっています。

現代アートというと難しく感じる方も多いのではないかと思いますが、今回のように公園などに展示された作品なら気軽に見ることができるのではないでしょうか。

チュイルリー公園以外にもヴァンドーム広場などでも屋外展示が行われるので、ぜひいろいろな作品を見てみてください。

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