日本の公用語が日本語のように、フィリピンにも公用語としてフィリピン語(フィリピノ語)があります。
フィリピンの場合はこれに加えて英語が公用語として使われており、学校などでは基本的に英語を使用して授業が行われています。

このフィリピン語ですが、実は人工言語であるというのをご存知でしょうか?
フィリピン共和国は7,000以上もの島々からなる国のため、数えきれないほど多くの現地語が話されています。
それらは似通ったものからまでる異なるものまでさまざまで、国としての公用語を定めようとした1987年のフィリピン憲法にて、フィリピン語が公用語であると決定したのです。

フィリピン語の基礎となるのは、首都マニラ周辺やブラカン州、バタンガス州などのルソン島中南部一帯で話されているタガログ語です。
フィリピン語とタガログ語は厳密に言えば異なる言語ですが、多くのフィリピン人は同様のものとして捉えています。

しかし、公用語とはいえほとんどのフィリピン人は、自分が育った現地の言葉を使う場合が多いため、彼らはいくつもの言語を話せるのです。
例えばセブ島のフィリピン人であれば、現地語であるセブアノ語にフィリピン語(タガログ語)、英語の3つ使いこなしています。

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