スペインではパエリアをはじめとしてお米を使った料理がいつくかあります。日本ではあまり知られていませんが、このキューバ風ご飯、スペイン語で「アロス・ア・ラ・キュバーナ(arroz a la cubana)」もそのひとつ。非常に簡単に作ることができるため、スペインの家庭でよく登場する料理のひとつです。

いろいろなバリエーションがあるようですが、基本的には白米、目玉焼き、トマトソースで構成されており、スペインではソーセージやベーコンを添えて食べることが多いです。トマトソースは手作りすることもありますが、市販されているトマトソースで十分においしくいただくことができます。

この料理はキューバ風ご飯という名前の通り、キューバでも食べられており、キューバではソーセージやベーコンの代わりに、プランテンと呼ばれる料理用のバナナを焼いたものが添えられているそうです。他にもペルーやフィリピンといったスペイン領土だった国にも類似した料理があるようです。

しかし、この料理の発祥の地は明らかになっていません。スペインが発祥の地という説もあれば、キューバ、あるいはペルーが発祥という説もあります。

キューバ風ご飯という名がついていますが、スペインの家庭料理と呼んでも間違いではないほど、この国ではおなじみの料理です。


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