普段なら、真っ昼間の街中や人の住む地域ではあまり見ることのない「マレージャコウネコ」がこのところ見られるようになったと聞きます。
現在、終わりの見えない「ロックダウン(都市封鎖)」のマレーシア。
その間に動物たちは行動範囲を広げているようです。
マレージャコウネコはインドから東南アジアに住んでいてここでは「ルアク」と呼ばれています。
体調は50~60cmほどで、日本のハクビシンより少し大きいくらいです。
絶滅危惧種ではありませんが、最近の森林開発などで住む地域が減少しており懸念されています。

また、マレーシアのコーヒー農園周辺に住むジャコウネコはコーヒーの実を食べ、種であるコーヒー豆が消化されずに出てきます。
これをきれいに洗ったものは「コピ・ルアク」と呼ばれ、世界でも最も高値で取引されています。
ジャコウネコの腸内の消化酵素の働きや腸内細菌による醗酵によってコーヒーに独特の香味が加わるとか。しかも、ジャコウネコは良質な豆しか食べません。
日本では「コピ・ルアク」で入れたコーヒー1杯数千円以上にもなるそうです。
映画「かもめ食堂」の中でもコーヒーが美味しくなるおまじないとして「コピ・ルアク」の名前が登場しています。

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