フランスを代表する作家バルザックの美術館は、パリの閑静な住宅街パッシーエリアにあります。バルザックが晩年を過ごしたアパルトマンとエッフェル塔が見える静かな庭が魅力の美術館です。



美術館の受付を通って階段を降りると、こじんまりとしたかわいらしい庭があり、その奥にバルザックの家があります。

バルザックの家は庭から見ると平屋建てのようなつくりですが、この辺りは斜面になっているため反対側から見ると3階建てほどの建物であることがわかります。



建物のなかにはバルザックが住んでいたアパルトマンと他の人が借りていたアパルトマンがありますが、今はすべて美術館になっています。

美術館にはバルザックの書斎や肖像、バルザックの作品の資料などが展示されています。階下の展示室は、特別展の展示スペースになっています。



もうひとつの見どころである庭は、最近新しく作り直されて一角にイギリス式カフェのRose Bakeryが誕生しました。庭は入場チケットなしで利用できるので、ゆっくりお茶をしたいときにもおすすめです。道路からはなれたところにあるため、パリにいるとは思えないほど静かでのんびりできる場所です。

美術館はそれほど大きくないので、30分もあれば見て回れます。パリでのんびりした時間を過ごしたいときにはぜひ訪れてみてください。

バルザックの家(Maison de Balzac)
公式サイト:https://www.maisondebalzac.paris.fr/fr
アドレス:47 Rue Raynouard, 75016 Paris

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